基本的な考え方(フレームワーク)
フレームワークとは
基本的なフレームワークとして、3C、ビジネスシステム、7S、Will/Skillマトリックスなどが挙げられます。
これらのフレームワークはいくつものコンサルティングファームが何十年にも渡ってたような業界、クライアント、課題の解決のために繰り返し使用してきた判断軸であり、その有効性が証明されています。
それぞれ解説していきます。
3C(4C)
まずは3C(4C)のフレームワークについて解説していきます。
3CのCはCustomer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)のそれぞれのCを取ったもので、3つのCから構成されていることを意味します。
それらの3つのCに加え、Channel(流通チャネル)のCを加えたものを4Cと呼びます。
3C(4C)は戦略立案、状況・業界分析にあたって、このフレームワークに沿って調査、分析、戦略立案を進めることで、漏れなく重なりなくプロセスを進めることができます。

短期間である分野の知識を得る必要がある場合、使える時間を各Cに割り振って均等に情報収集すると効率が良くなります。
3C(4C)フレームワークはその有効性が証明されており、そのような基本的なフレームワークを使うことの効率性も非常に高いと言えます。
バリューチェーン
バリューチェーンとは、ある事業(企業)が「付加価値を生む流れ」をMECEに区分し、インプットからアウトプットに向けて順番に並べたものを指します。
基本的に矢羽を使って表現され、ある企業の問題点を抽出したり、改善方針を検討したりすることに有効なフレームワークです。

バリューチェーンは業種や時代によって並び方や項目が異なります。また、同じ事業でも企業によって異なる場合も多々あります。
このバリューチェーン自体が企業の競争力の源泉となる場合もあるため、企業の付加価値創出のために有効なフレームワークです。
7S
7Sとは以下の7つのSによって構成されるフレームワークのことです。
問題を解決する順番としては以下になります。
・Shared Value(共有価値観)
ーいわゆる「ビジョン」のこと
・Strategy(事業戦略)
ー企業が持つ方向性のこと
・Skills(組織スキル)
ー社内の技術やノウハウのこと
・Structure(組織構造、組織図)
ー組織の形態、構造のこと
・System(運営の仕組み等)
ー組織のルールのこと
・Staff(人的資源)
ー組織のメンバーのこと
・Style(社風、スタイル)
ー企業文化や社風のこと

7SはハードのS(戦略: Strategy、組織構造: Structure、システム: System)とソフトのS(共通の価値観: Shared Value、人的資源: Staff、スタイル: Style、スキル: Skill)に分けることができます。
これら7つの経営資源を通して企業の現状分析を行い、相互に補完しながら戦略実現に向けて活動していくためのツールが7Sになります。
まとめ
今回は、3種類のフレームワークについてご紹介しました。
3C、バリューチェーン、7Sの特徴について理解していただけたのではないかと思います。この他にもフレームワークはたくさん存在するので、次回以降でご紹介したいと思います。
今回の内容は以上になります。
次回は引き続きロジカルシンキングの一つである、「ロジックツリー・イシューツリー」についてご紹介していきます!
